PLANEX MZK-WNH および MZK-W300NH2 で動く OpenWrt with OpenFlow 1.0 のイメージをアップロードしました(Ver.2)」
前回書いた記事「MZK-WNH/MZK-W300NH2 用 OpenWrt を OpenFlow 1.0 スイッチにカスタマイズする」で作成したファームウェアのイメージをアップロードしておきます。
おことわり: ここで公開したファームを入れようとしたことで二度と起動しなくなる可能性があります。リスクを承知の上でお使いください。
■ OpeFlow スイッチ化した OpenWrt のイメージファイル
このブログで使っている ココログでは1ファイルのサイズ上限が 1Mバイトとのことで、面倒ですが3つに分割して置いてあります:
concat.bat
image1.bin
image2.bin
image3.bin
3つの image*.bin ファイルを結合して1つのファイルにしてください。 Windows 用にバッチファイル concat.bat を用意しました。このバッチファイルを実行すると openwrt-ramips-rt305x-mzk-wnh-squashfs-factory.bin というファイルができます。
UNIX/Linux なら、cat image1.bin image2.bin image3.bin > openwrt-ramips-rt305x-mzk-wnh-squashfs-factory.bin でできあがり。
もし、ファイルが壊れていたらファームの入替え時にファイルのフォーマット不正か、チェックサムのエラーではじかれます。
■ファームの入れ替え方
先日書いた記事「PLANEX MZK-WNH と MZK-W300NH2 用 OpenWrt 12.09 ファームウェア(Attitude Adjustment, r35864)をアップロードしました」の「■ファームの入れ替え方」を参考にしてください。
あるいは、以前の記事 「MZK-WNH を純正ファームに戻す方法(シリアル接続不要)」の方法で純正ファームのイメージファイルの代わりに今回のイメージファイルを用いることで入れ替えることもできます。
■入れ替えたあと
先日書いた記事「MZK-WNH/MZK-W300NH2 用 OpenWrt を OpenFlow 1.0 スイッチにカスタマイズする」の「■ファームウェア入れ替え後の構成」以降を参考にしてください。
■前回公開版との違い
去年の10月に「MZK-WNH で動かす OpenFlow 1.0 のイメージをアップロードしました」で公開したものとの違いを以下にあげておきます。
1) Datapath ID の初期値(/etc/config/openflow ファイルの dpid)は MAC アドレスになるようにしてあります。
(OpenFlow 1.0 準拠にした)
2) Pantou: OpenFlow 1.0 の ofprotocol プロセスの起動時オプション --fail と --inactivity-probe を /etc/config/openflow ファイルで指定できるようにした。
3) --fail オプションをデフォルトの open から closed にして、OpenFlow コントローラとの接続失敗が続いてもブリッジとして動くことがないようにした。
4) LED(WPS, Wireless, Power) や ボタン(WPS, Reset)が扱える。
5) 使用している OpenWrt が新しい。
「PLANEX MZK-WNH と MZK-W300NH2 用 OpenWrt 12.09 ファームウェア(Attitude Adjustment, r35864)をアップロードしました」がベースになっています。
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