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2012年11月 5日 (月)

【OpenWRT with OpenFlow 1.0 プログラミング】ブリッジを作る

【OpenWRT with OpenFlow 1.0 プログラミング】というタイトルほど大げさではないですが先日公開した MZK-WNH のファームで OpenFlow を使ったブリッジのプログラミングをしてみます。

OpenFlow コントローラなしでお手軽プログラミング。
■手順:
1) 対象の OpenWRT with OpenFlow 1.0 にtelnet でログイン。
2) 以下を実行

dpctl del-flows unix:/var/run/dp0.sock
dpctl add-flow unix:/var/run/dp0.sock idle_timeout=0, hard_timeout=0,actions=FLOOD

できあがりです。
■解説
1行目は全フローエントリを削除する del-flows を実行しています。電源投入後なら不要ですが念のため。
2行目は、どのようなパケットが入ってきても FLOOD 機能で転送するというものです。パケットが入ってきたポート以外のポートにパケットを出力するという便利な機能です。
「FLOOD」は、OpenFlow 1.0 の規格ではオプション扱いで必須機能ではないですが、先日公開したファームの OpenWRT with OpenFlow 1.0 ではサポートされています。
■注意
設定は OpenFlow のプロセスが生きている間のみ有効です。リブートしたり、電源切ったらやり直しです。
■参照
OpenFlow 1.0 の FLOOD の記載については
 P.6
にあります。
以下、抜粋
Optional Action: Forward. The switch may optionally support the following
virtual ports:
  略
  FLOOD: Flood the packet along the minimum spanning tree, not includ-
  ing the incoming interface.
■雑感
最近はどんなに安いものでもL2スイッチが当たり前になってしまい全ポートにパケットをばらまくことはしなくなり、パケットキャプチャをするためにはミラーポートの機能が必要になってきています。
ここで作ったブリッジであれば各ポートにパケットをばらまくのでどのポートからでもキャプチャできます(のはずです...)

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